2011年6月29日水曜日

6月28日 通常市

英文学関係の洋書、和書。経済学関係の専門書。
その他、その他。

6月最後の市、つまり本年度最後の市は、格別華やかなものではありませんでしたが
いわば普段着の、洋書会らしい市場で締めくくりとなりました。
さて来週は、明治古典会七夕大入札会のため、一週間おやすみ。
7月12日から、新しい一年が始まります。
本ブログ担当も交代。もっときちんとした内容のものに改善されるはずです。
ご期待ください。
一年間ありがとうございました。

2011年6月23日木曜日

6月21日 通常市

予告なしに、質の良い日本関係の洋書がまとまって出ました。
ここに載せる写真を選ぶのに苦労するほど。
一点ものを抜き出した残りの山を三つ四つに分けたのですが、
それもまた人気。

ところで、同じ口のように見えますが、雑誌「YAMATO」などは別口です。
こちらは某イタリア文学者の旧蔵書から仕分けたもの。
この口も、なかなか面白い本がありました。
仕分け残した山の中にも、何か埋もれていそうな気がして、
開札間際まで、熱心に調べる業者の姿がありました。

2011年6月17日金曜日

6月14日 通常市

洋書会ですから、こうしてご紹介するのは、ほぼ洋書に限られますが、
実際は、日本書が出品されることも多く、また結構良い本も出るのです。
特に、会の性格上、お客様から買い入れてきたままの、一口物であることが多いので、
いわゆる蔵出し、ウブ口として喜ばれ、それを目当てのご来会も増えてきました。
最近では洋書の蔵書家というと、学者、研究者の方が中心ですので、
一緒に出る日本書も、自然と学術書が主になります。
良い日本書が出るときは、洋書もまた、良いものが出ています。
今回もそんな市でした。

2011年6月8日水曜日

6月7日 通常市

さて6月。出品量からすると上々の滑り出し。
では内容の方はといいますと、これが案外良い。
案外、などとは失礼な言い草ですが、一見したところ大山が多く、
何かぱっとしない印象でしたが、
その大山も良く見ていくと、なかなか筋の良いものでした。
東方教会、中世キリスト教美術、イコンなどの口。
ロシア革命前に刊行されたドストエフスキー全集も。
英文学関係を落札した同業は、珍しい研究書を手に入れたとご満悦でした。
ドイツ近世哲学の口も、良い値になりました。

2011年6月2日木曜日

5月31日 通常市

いつの間にやら5月も最後の市。
一年任期の役員も、あと一月を残すばかりとなりました。
よたよたと続けてきました洋書会便りも、今回を入れてあと5回で交替。
今しばらく我慢してお付き合いください。

さて、ご覧の通り出品は、まずまずの分量。
ただし、英語以外の本が多いのが目立ちました。
スペイン語、ドイツ語、ロシア語など。
ドン・キホーテ関係の一口は、めったにない分量で、面白いと思うのですが
足の速いものとは思えないだけに
各自がそれぞれ、保管場所を頭に浮かべながらの入札だったようです。